「ぷ」の口

10.1, 2024

今日はフルートの基本、「音の出し方」についてお話しようと思います!

フルートはマウスピースをくわえる楽器とは違い、簡単にいうと楽器に息を半分入れ、半分は外に出して音を出す楽器ですね。

なのでとりあえず息を入れたら音が出る!ということがなくて、まず音を出すのが難しい楽器でもあります…。

 

言葉で言われてもイメージがつきにくいと思いますが、

皆さん、小さいときにお父さんの飲み終わったビール瓶とかに息を入れて、ブォーーーって吹きませんでしたか?笑

あの感じと似ています!

(職業病なのか、私は今でもペットボトルやビン、吹けそうな穴があるのを見ると吹きたくなってしまいます/笑)

 

とはいえ、フルートではそんなに簡単にいかないので、これについては皆さん悩まれることが多いと思います。

もちろん原因はその人それぞれで違うのですが、大体は、

 

・口が緩みすぎ or 締まりすぎ

・息を当てるポイントがズレている

・息を吹きすぎ

 

こういったことが原因だったりします。

 

まず「口が緩みすぎ、締まりすぎ」についてです。

専門用語でアンブシュア(口唇の状態)、アパチュア(唇の息が出る穴)といいますが、これらが皆さんはどんな形になっているでしょうか。

鏡を見てみるとわかりやすいですね。(ぜひ一緒にやってみてください♪)

 

例えば、アンブシュアが横に引っ張られアパチュア(穴)が潰れている場合。

音は鳴るけれど細く固い印象になりやすく、高音を吹くときに思い切り強く吹かないと当たらなかったり、低い音は少しぼやけた印象の音になりやすいです。

 

また反対に、口にうまく力が入らずアンブシュアが緩んでいて、アパチュアが大きく広がりすぎている場合。

息の音が多い音が出て、吹いても吹いても苦しい!

中音域から上の音がなかなか当たらない…という状態になっているかと思います。

 

ではどんな状態が理想なのかというと、

 

 

こんな感じ(笑)

私は生徒さんに「ぷ」の口の形、上唇を上げる、思ったよりも下唇を前に出すなどとお話することが多いです。

(あとは息を上唇に当てるなど…)

少し唇の内側の粘膜を見せるような感じでしょうか。

普段なかなか使わない唇の筋肉なので難しいのですが、イラストのように唇の端と中心のちょうど真ん中の4ヶ所それぞれで、丸く息を掴むように閉めています。

(口笛が吹ける方は、その感覚にわりと近いと思います)

 

このアパチュアができるだけ崩れないようにどの音域も吹けると、音の輪郭がはっきりし、息苦しくなりにくいと思います。

ぜひ試してみてくださいね!

 

次回は、残りの2つ「息」についてお話します。