うきわ、はたまた風船

1.17, 2025

前のブログでいつかお話しようと思っていると書いた、「お腹の支え」について、今日のレッスンでちょうど質問があったので書いてみようと思います。

 

まず「お腹」っていうけど、それってどこでしょう。
結構この質問はよく受けるのと、それと同時に「お腹って腹筋のことですか?」という質問も多いです。
人によって違うこともあるかもしれませんが、わたしはお腹はいわゆる腹筋ではなく「丹田」のことですとお話しています。

それじゃあその「丹田」ってどこか。
おへその少し下あたりのことを指しているのですが、普段の生活でここを意識することはほとんどないと思います。
そこで少し準備運動を。

 

まずおへそから指3~4本分下を触ってみてください。

ふむふむ、ここが丹田ね。とわかったら、今度はそこを軽く指で押してみます。

そしてその指を押し戻すように,お腹に力を入れます。

 

どうでしょうか。
数回やってみるとなんとなく位置を意識できると思います。

 

  1. そうしたら今度はその丹田からぐるっと一周、お腹、脇腹、背中(腰)に浮き輪が巻き付いているようにイメージしてみてください。
    そしてその浮き輪がゆっくり膨らむように、口で息を吸っていきます。
    このとき実際お腹と背中に手を当てると分かりやすいです。
    息を下に吸い込むというか、“横隔膜”を下げるように吸います。
    口も上顎や鼻のほうに息を吸い込むのではなく、低い声を出すときのように喉を意識して、そこに太い息を吸い込むと良いと思います。

    ★吸い込む息の音も良く聞いてみてください!息が高い音のときは、肩で呼吸してしまっている可能性があります。
    どうしても肩が上がってしまう人は、寝っ転がって、まずはお腹に息を入れる感覚をしっかり覚えましょう!

  2. この呼吸がわかるようになってきたら、フッと軽く、お腹から息が勢いよく口まで届くように、短い息を吐いてみましょう。
    このときよく「お腹は凹ませるの?膨らませるの?」と混乱される方がいらっしゃいますが、お腹を動かすことより、フッと軽く勢いのある息を吐くことを意識してください!
  3. この呼吸も掴めたら、楽器を構えてみます。
    音を出すことは意識せず、まずは先ほどのフッという息を何度か吐いてみてください。
    アンブシュアが整っていたら自然に音が出ると思います。
    それくらい自然に、音を出すことよりも、お腹から息が押し出される感じを大切に練習してみてください。

 

いかがでしょうか。
大切なのは、
①息を身体の下に吸い込む(横隔膜を下げる)
②お腹から息が押し出される感覚
この辺りだと思います。

 

そして出た音を持続させるときは、この息を押し出すのに凹んだ丹田に少し力を入れたままゆっくり息を吐いていきます。
すぐに力を抜いてしまったり、必要以上にお腹を凹ませたり、お臍の上の腹筋あたりが力んでしまうと、いわゆる「お腹の支え」がなくなってしまい、息が続かなかったり、高い音が下に下がってしまいます。

ゆっくり一定の息がまっすぐ、お腹に支えられてでていることを意識してみてくださいね。

 

楽譜を使った練習も大切ですが、こういったフルートを吹く前に少しトレーニングをすると、吹いたときに感覚も掴みやすいですし、必要な筋肉もついてきます。
ぜひ皆さんもお試しください♪